桑の葉は日本各地に自生するクワ科の落葉樹です。蚕の餌として古くから使用されていましたが、植物で養蚕地を中心にお茶として飲む習慣がありました。桑の茎や桑の実も漢方薬として使用できるみたいです。
桑の葉には数種類の栄養素が含まれており、なかでも日本人に不足しがちなカルシウムは小松菜の1.5倍、鉄も15倍、カロテンはほうれん草の10倍とも言われています。
最近血糖値を気にする人の間で、【桑の葉茶】も話題になっているようです。桑の葉、というと思い浮かぶのは蚕ではないでしょうか。養蚕にはエサとして桑の葉を用いますが、養蚕が行われる地方では昔から桑の葉をお茶にして飲む習慣があったようです。
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血糖値の改善に効果的!!

実際に桑の葉には食後の血糖値が上がるのを抑える働きがあり、糖尿病の予防や改善にも効果があるとされています。実験では継続して桑の葉を摂取し続けた結果、空腹時の血糖値が下がるといった変化も見られました。桑の葉は生の状態が最も効果的ですが、手に入りにくいので青汁や桑の葉茶として販売されているものを利用すると良いでしょう。
⇒ 他にもさまざまな効果が期待できます!!



桑の葉茶で糖尿病予防ができるのはナゼ?

なぜ糖尿病予防に効果的かというと…桑の葉に含まれる成分の一つに「DNJ」と言う物があります。こちらはデオキシノジリマイシンと言って、ブドウ糖の吸収を緩やかにして血糖値の上昇を抑える効果があるんです。ブドウ糖の吸収を全て阻害するのではなくゆっくりと吸収されるようになるので、食後の血糖値の急上昇が抑えられて糖尿病など予防や改善に効果的と言われているんです。
その他にも、桑の葉には糖分をゆっくり吸収する効果性質があり、動脈硬化やダイエットにも効果的な成分がたくさん含まれています。桑の葉茶で、健康的な身体を維持しましょう。
飲むタイミングや注意点について

桑の葉茶は食べる前に飲まなければ効果は期待できません。食べ物が体に入ることで血糖値が上がるのですから、それを抑えるためにはまず食べものよりも先に桑の葉茶を摂取する必要があります。
桑の葉茶の成分が糖を小腸で分解させずそのまま大腸に送るので、血中の糖度が濃くならず血糖値も上がりにくくすることができます。また、大腸まで糖が届くことにより、お通じが良くなるといった嬉しい変化を感じられることもあるようです。
もし今通院し投薬を受けているのなら、医師に相談してからの方が無難かもしれません。
副作用や1日の摂取量について

桑の葉茶にはカフェインは含まれていないので、妊娠してる方や授乳中の方も飲む事ができます。今まで桑の葉茶を飲んだ方で副作用がでた…などの報告はないみたいです。安心して飲めますね。一日の目安は6杯程度。大量摂取は避けて適量を飲む事をおすすめします。
副作用がないとは言え、100%安心とは言い切れません。人それぞれその時の体調などコンディションによって変わってくることもあるかもしれませんので異変があれば飲むのを控えましょう。
また、「過敏症腸症候群」などで腸が過敏になっている方は、桑の葉の含まれる食物繊維の整腸作用によって腹痛を感じてしまう人もいるかもしれません。腹痛が数日以上続く場合は一度専門医に診てもらいましょう。
健康管理や弱ってる部分の予防改善の為に、桑の葉茶を試してみてください。健康的な体になれると思います♩