近年いろいろなものに「特定保健用食品」、通称【トクホ】という文字をよく見るようになりました。
これは血圧や血中のコレステロールを正常に保つ、整腸作用に役立つ、血糖値の上昇を抑えるなどといった特定の保健の用途への利用が趣旨とされる食品に表示されています。
トクホでよく耳にする「黒ウーロン茶」の効果や効能といえば、中性脂肪の数値を改善してくれるところです。便秘になることを心配する人もいますが、むしろ便秘を改善してくれます。
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黒ウーロン茶の効果や効能は?

黒ウーロン茶には、脂肪の吸収を抑える重合ポリフェノールがたっぷり配合されているので、普通の烏龍茶に含まれるポリフェノールよりも効果は高いのです。もちろん脂肪の吸収を抑える効果以外にも、たくさんの効果があります。
黒ウーロン茶には、高血圧予防し、ストレス解消、がん細胞の抑制、虫歯予防、口臭予防などの効能があり、アトピー性皮膚炎にも効果があります。また、カフェインの効果により、利尿作用と疲労回復効果があり、カテキンの効果で、がん予防や血圧上昇を抑えたり、抗菌及び抗ウイルス作用があります。
さらに、テアニンの効果で、リラクゼーション効果とストレス解消効果があります。そしてポリフェノールの効果により、肥満防止や虫歯予防、アトピーの改善効果があります。タンニンの効果もあるので、抗酸化作用と下痢の予防もできます。
黒烏龍茶のポリフェノール含有量について

画像引用元:https://www.suntory.co.jp/softdrink/kuro-oolong/
ポリフェノールというと赤ワインを思い浮かべる人も多いですが、烏龍茶にも含まれています。ただし いろんな種類があり、似ているようでその効果は違うようです。
では烏龍茶にはどれくらいのポリフェノールが含まれているのでしょうか。
実は含有量を表示していないものがほとんどで、メーカーによって若干の誤差はあると思われます。ちなみに最もメジャーなサントリーの黒烏龍茶であれば、250ml中70mgとのこと。参考にしてくださいね。
黒烏龍茶がダイエットにオススメな理由は?
黒烏龍茶とは、烏龍茶の脂肪を抑える効果をさらに強化したものです。ダイエットにオススメな理由をご紹介します。・体内への脂肪吸収を抑える効果

食事と共に黒烏龍茶を飲むことによって、脂肪吸収を抑える効果があります。血液に含まれる中性脂肪は、食事を取った後に増加していき4時間後にピークに達します。
しかし食事と同時に黒烏龍茶を飲むことにより、血液中の中性脂肪の上昇を20%抑制することが出来ます。
お肉や揚げ物など脂の多い食事を召し上がっていた場合に黒烏龍茶を飲むと、カナリの効果が期待できます。
・脂肪を体外に排出する作用

黒烏龍茶を毎食時に飲むと、脂肪の排出量が2倍に増えたという調査データもあるようです。
食事の都度、黒烏龍茶を飲むことにより脂肪が体外に排出されるため、痩せやすい体質になることができるようです。
最も効果的な方法は、食事の時に黒烏龍茶を飲み、エクササイズや運動・ストレッチを同時に行うことです。
・身体に脂肪が付きにくくなる

実際の研究結果でも食事の度に黒烏龍茶を飲み続けることにより、ウエストや体重が減るという結果が出ているようです。
脂肪が身体の外に排出され、脂肪が体内に吸収されづらくなることによって、身体が痩せていくということです。
黒烏龍茶を飲んでいるからと言って確実に減量していくというわけではありませんが、他の飲み物を飲んでいるよりも効果は出やすいので、ぜひ取り入れてみてください♩
黒烏龍茶の作り方ならどちらがオススメ?

■水出しで作る方法
水出しで作る方法を2つご紹介します。<作り方その1>
- 茶葉は10gに対して1リットルの水を用意します。
- 容器に入れてそのまま一晩冷蔵庫で置けば完成。
- 耐熱容器に茶葉を6g入れて熱湯を注いですぐに捨てます。
- 別の容器に①の茶葉と湯180mlを入れたら2~3分蒸らしてください。
- 氷を120g入れ、茶葉をこして素早く混ぜます。
- 冷蔵庫で1~2時間置いて完成。
■煮だしで作る方法
やかんなどにお湯を沸かしたら茶葉を入れて弱火で3分以上煮出します。お好みの濃さになるまで煮出し、茶葉を取り出して完成です。茶葉を入れたままにすると渋くなってしまい、苦味が出て後味も悪くなります。
■どちらがおすすめ?
水出しと煮出しでは【カフェイン量】や【栄養成分量】が異なります。水出しの場合はカフェインは少ないですが、お茶が持つ栄養成分のカテキンやポリフェノールの抽出が出にくく、逆に煮出しの場合はカフェインやカテキン、ポリフェノールが抽出されやすいのが特徴です。
ダイエットや脂肪分解の効果をより良く得たいのであれば煮出しがおすすめです。子供や寝る前などは【水出し】の方がいいでしょう。
黒烏龍茶の飲み方や摂取量について

食事と同時に黒烏龍茶を飲むことによってダイエット効果があることはわかりました。
1回の食事で350ml飲むことをオススメします。回数としては、ランチや夕食などの脂肪分やカロリーが多い食事のタイミングで、1日2回ほど飲むことがオススメです。
しかし黒烏龍茶は薬ではないので、ご自身のタイミングで召し上がることをオススメします。
黒烏龍茶のカフェイン量について

お茶に含まれるカフェインの量は、通常の烏龍茶に比べて黒烏龍茶の方が多いようなイメージがありますが、実はほとんど変わりません。
ですが妊婦さんや赤ちゃんにとって少し気をつけたいもの。飲んでも大丈夫なのでしょうか?
■赤ちゃんの場合
残念ながら赤ちゃんの摂取量は記載がありませんでした。ですが9ヶ月を過ぎた赤ちゃんであれば、少量を薄めて飲ませても大丈夫とのことです。ただしカフェインは神経を刺激して眠れなくなってしまったりするので、出来ればノンカフェインのお茶を与える方がいいかもしれませんね。
■妊婦さんの場合
妊婦さんが摂取しても大丈夫とされるカフェイン量は1日300mgが上限です。黒烏龍茶1杯100mlとして、含まれるカフェイン量は20mgとのこと。単純計算でいけば1日に15杯までは飲んでも大丈夫となります。
ですが黒烏龍茶は1日2回、1回350mlが推奨量となっているので飲み過ぎは控えましょう。